スタッフが感じた親子の名場面集

木工体験の会場では、毎回のように小さなドラマが生まれます。ここでは、スタッフが実際に見て胸がじんわり温かくなった親子の名場面を、物語のようにまとめました。

名場面①

「お父さん、見ててね」——小さな挑戦のはじまり

年中さんの女の子が、初めて木づちを手にしたときのこと。

お父さんは少し離れたところで見守っていました。

女の子は木づちを握りしめて、

「お父さん、見ててね」

と小さな声。

お父さんは笑顔で

「見とるよ。ゆっくりでええけぇね」

と返します。

トントン…と叩いてパーツがはまった瞬間、

女の子は振り返って満面の笑顔。

お父さんは思わず拍手。

その光景に、スタッフも思わず胸が熱くなりました。

名場面②

「ここは私が持つね」——親子の自然なチームワーク

小学1年生の男の子とお母さん。

のこぎり体験に挑戦するも、木が動いてしまってなかなか切れません。

するとお母さんがそっと木を押さえながら、

「ここは私が持つね。ゆっくり引いてみよ」

と優しく声をかけました。

男の子は真剣な表情で、

「うん…いくよ」

と一生懸命のこぎりを引きます。

切れた瞬間、二人で顔を見合わせて

「できたねぇ!」

と同時に笑顔。

親子の息がぴったり合った瞬間でした。

名場面③

「おばあちゃんと一緒に作るの、楽しいね」

おばあちゃんと孫の女の子が参加した回。

おばあちゃんは手が少し震えていて、工具を扱うのが不安そうでした。

すると孫が、

「おばあちゃん、ここ持ってて。私が叩くけぇ」

と頼もしいひと言。

おばあちゃんは驚きながらも嬉しそうに木を押さえ、

孫はトントンと木づちを叩きます。

完成した作品を見て、孫が

「おばあちゃんと作ったけぇ、宝物じゃね」

と言った瞬間、

おばあちゃんの目がうるんでいました。

スタッフも思わず目頭が熱くなった名場面です。

名場面④

「家族で作るって、なんかいいね」

3人家族で参加した日。

お父さんは木目に夢中、お母さんは写真係、子どもは作業に集中。

途中でお父さんが、

「このケヤキ、めっちゃかっこええ!」

とテンション高めに言うと、

子どもが

「じゃあこれお父さんパーツにする!」

と大笑い。

お母さんはその様子を見ながら、

「家族で作るって、なんかいいねぇ」

とつぶやきました。

その言葉が、会場の空気をふわっと温かくしてくれました。

名場面⑤

「ぼく、ひとりでできたよ!」——自信が芽生えた瞬間

年長さんの男の子が、

「ひとりでやってみる!」

と宣言して挑戦したお月様パズル。

最初はぐらぐらして崩れてしまい、

「むずかしい…」としょんぼり。

でもスタッフが

「何回やってもいいんよ。挑戦するのがすごいんじゃけぇ」

と声をかけると、男の子は再び挑戦。

そしてついに、

高く積み上がった瞬間——

「ぼく、ひとりでできたよ!」

その声は、会場中に響くほどの自信に満ちていました。

親子の名場面は、木がつないでくれる

木工体験の魅力は、作品ができることだけではありません。

  • 親子が自然に協力する
  • 子どもが挑戦し、成長する
  • 家族の会話が増える
  • できた!の笑顔が生まれる

広島の木は、そんな温かい瞬間をそっと引き出してくれます。

スタッフが見てきた名場面は、どれも宝物のような時間でした。

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